icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術17巻9号

1989年08月発行

文献概要

けんさ質問箱

試験管法による血液凝固時間の測定

著者: 稲葉浩1 藤巻道男1 E生

所属機関: 1東京医大臨床病理

ページ範囲:P.1248 - P.1250

文献購入ページに移動
問 試験管法による血液凝固時間の測定で,血液量や試験管の径,温度の影響はどのくらいあるのでしょうか.(千葉・E生)
答 検査室における血液凝固の検査において,精密な値をコンスタントに得るということは,血液凝固の機序が複雑なものであるだけに,いろいろな測定条件が微妙に関与し,非常に困難である.さらに,凝血検査には自動測定装置が用いられてきているが,主としてフィブリンの析出により生ずるクロットを目視することによる方法が基本となっているため,技術者間での差が生じやすい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?