icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術18巻1号

1990年01月発行

文献概要

検査法の基礎

粘液染色法

著者: 山上修1 勝山努2

所属機関: 1信州大学医学部附属病院中央検査部 2信州大学医学部臨床検査医学教室

ページ範囲:P.25 - P.30

文献購入ページに移動
サマリー
 いわゆる粘液の主成分はムコ物質で,したがって粘液染色の対象はムコ物質である.ムコ物質は糖蛋白質とプロテオグリカンに分類される.いわゆる上皮性粘液は糖蛋白質から成り,間質性粘液はプロテオグリカンが主体である.ムコ物質の糖鎖は比較的安定な物質であるが,新しい染色法を用いるためにはその固定にそれなりの注意が必要となる.粘液染色法は近接水酸基を検出する染色法と酸性基を検出する方法が中心であったが,酵素処理法やレクチン染色法,酵素抗体法が導入され,外科病理への応用のみならず,糖鎖構造の解析も行われるようになっている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら