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文献詳細

雑誌文献

検査と技術18巻1号

1990年01月発行

文献概要

技術講座 血液

D-ダイマーの測定法

著者: 桜井典子1

所属機関: 1神奈川県立衛生短期大学

ページ範囲:P.39 - P.43

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サマリー
 線維素溶解現象(線溶)は,プラスミンの作用によりフィブリノーゲン,フィブリンが分解され,それぞれフィブリノーゲン分解産物(FgDP),フィブリン分解産物(FDP)ができる現象のことである.この二つは広義の意味でFDPと称される.FDPには種々の分画があり,最終的にFDPはDとE分画に分解され,一次線溶と称する.FgDPはD-D,E分画に分解され,二次線溶と称する.この一次線溶,二次線溶の鑑別は血栓症,DICなどの診断に重要で,モノクローナル抗体を用いたラテックス凝集スライド法,EIA法などの方法により測定されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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