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技術講座 血液
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サマリー
線維素溶解現象(線溶)は,プラスミンの作用によりフィブリノーゲン,フィブリンが分解され,それぞれフィブリノーゲン分解産物(FgDP),フィブリン分解産物(FDP)ができる現象のことである.この二つは広義の意味でFDPと称される.FDPには種々の分画があり,最終的にFDPはDとE分画に分解され,一次線溶と称する.FgDPはD-D,E分画に分解され,二次線溶と称する.この一次線溶,二次線溶の鑑別は血栓症,DICなどの診断に重要で,モノクローナル抗体を用いたラテックス凝集スライド法,EIA法などの方法により測定されている.
線維素溶解現象(線溶)は,プラスミンの作用によりフィブリノーゲン,フィブリンが分解され,それぞれフィブリノーゲン分解産物(FgDP),フィブリン分解産物(FDP)ができる現象のことである.この二つは広義の意味でFDPと称される.FDPには種々の分画があり,最終的にFDPはDとE分画に分解され,一次線溶と称する.FgDPはD-D,E分画に分解され,二次線溶と称する.この一次線溶,二次線溶の鑑別は血栓症,DICなどの診断に重要で,モノクローナル抗体を用いたラテックス凝集スライド法,EIA法などの方法により測定されている.
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