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文献詳細

雑誌文献

検査と技術18巻1号

1990年01月発行

マスターしよう検査技術

骨髄の染色体分析法

著者: 栗原正人1 松本和美1 野本幸雄1

所属機関: 1埼玉県立がんセンター臨床検査部

ページ範囲:P.61 - P.67

文献概要

 近年,染色体検査の技術が進歩し,それとともに,染色体分析の需要が増加している.以前は分析の対象が,先天奇形に集中していたが,原因不明の知能障害,出生前診断,悪性腫瘍,流・死産,不妊症などにも行われるようになった.しかし,経済効率の悪さ,技師養成の問題などがあり,ベッド数500床以上の一般病院においても,外注に頼るなど検査部以外で処理されているのが現状である.
 私たちは,主として白血病,悪性リンパ腫の染色体分析を行っているが,染色体の形態がよく保持されており,最も安定しているQ分染法を解説する.また,蛍光顕微鏡が要らず写真撮影の容易なG分染法についても若干説明を加える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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