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文献詳細

雑誌文献

検査と技術18巻1号

1990年01月発行

検査ファイル

〈用語〉脱分化

著者: 岡田恭司1

所属機関: 1秋田大学医学部第2病理

ページ範囲:P.80 - P.81

文献概要

[1]概念
 脱分化(dedifferentiation)とは,成熟,分化した細胞または組織から,これらが有していた固有機能(分化)が失われ,分化の低い未熟な細胞または組織が生じることをいう.厳密には,その組織が分化する過程で,通過したことのある,より幼若(primitive)な段階のものが生じることをいう.
 一般的に,分裂休止細胞から成る臓器の細胞分裂の場合には,細胞の脱分化が起きると考えられている.また,組織が萎縮するときにも,しばしば脱分化が認められる3)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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