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文献概要
検査法の基礎
抗凝固剤の種類,作用と使用法
著者: 稲葉浩1
所属機関: 1東京医科大学臨床病理学教室
ページ範囲:P.1259 - P.1262
文献購入ページに移動現在使用されている抗凝固剤は,その作用機序により2種類に大別される.しかし,同じ作用により抗凝固作用を示すものであっても,その物質が血漿・血球に与える影響はさまざまであり,時としてこの影響は目的とした検査を行うに当たって取り返しのつかない事態を招きかねない.われわれは,正確かつ精密な検査を行うため,種々の抗凝固剤の特性について把握しておく必要がある.従来から使用されてきている抗凝固剤についてその特性を述べた.
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