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文献概要
検査法の基礎
C型肝炎(輸血後の非A非B型肝炎)
著者: 志方俊夫1
所属機関: 1日本大学医学部病理
ページ範囲:P.1263 - P.1267
文献購入ページに移動輸血後の非A非B型肝炎の起因ウイルスが見つかり,C型肝炎ウイルスと命名された.これは遺伝子から見つかったウイルスの第1号である.その後ウイルス粒子も見つかっている.リコンビナントのウイルス蛋白を使ってのC型肝炎抗体のアッセイ系ができ,急性および慢性肝疾患でのC型肝炎ウイルスの関与の実態がほぼ明らかになった.この抗体アッセイ系を使っての供血者のスクリーニングが進み,輸血後肝炎が著明に減少している.
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