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文献詳細

雑誌文献

検査と技術18巻10号

1990年09月発行

文献概要

技術講座 血清

EIA法によるPIVKA-IIの測定

著者: 佐々木勝一1 遠井康子1 山岸安子1

所属機関: 1自治医科大学附属病院臨床病理部

ページ範囲:P.1275 - P.1281

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サマリー
 血液凝固因子の中にビタミンK依存性の血漿蛋白があり,第II,VII,IX,X因子が知られている.第II因子であるプロトロンビンはビタミンK欠乏状態などにより,正常のプロトロンビンではなく構造の異なる異常プロトロンビン(PIVKA-II)として血中に出現してくる.PIVKA-II値は乳児のビタミンK欠乏症の診断に重要であるが,近年,AFPとは異なる肝細胞癌の新しい腫瘍マーカーとして注目されている.PIVKA-IIの測定法はEIA(enzyme immunoassay)による2ステップサンドイッチ法である.本稿では,技術解説と測定法の特徴および測定上の注意点,さらに臨床的意義について記述した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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