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文献詳細

雑誌文献

検査と技術18巻10号

1990年09月発行

文献概要

技術講座 細菌

抗菌薬感受性測定法—日本化学療法学会標準法(微量液体希釈法)

著者: 菅野治重1

所属機関: 1千葉大学医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.1283 - P.1287

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サマリー
 最近,日本化学療法学会標準法として設定された微量液体希釈法は,Caイオン,Mgイオン濃度を調整したMueller-Hinton brothを用い,寒天平板上に純培養した集落をかき取り,0.5McFarlandの濁度に調整した菌液を接種原液とし,35℃で18〜24時間培養後,混濁などにより発育の有無を判定してMICを測定する.このように従来からの化学療法学会標準法である寒天平板希釈法とは,抗菌薬濃度の希釈系列,接種菌液調製法,培養温度,精度管理用菌株など一部に異なる点があり,使用に当たっては両測定法の特徴を十分に理解する必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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