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文献詳細

雑誌文献

検査と技術18巻10号

1990年09月発行

文献概要

技術講座 生理

断層心エコー図の解読

著者: 山浦泰子1 吉川純一2

所属機関: 1神戸リハビリテーション病院内科 2神戸市立中央市民病院循環器内科

ページ範囲:P.1289 - P.1292

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サマリー
 断層心エコー図法は簡便かつ非侵襲的な検査法であり,心臓の形態・機能の評価に有用である.臨床の場で,これらの観察,評価に用いられる断面には,傍胸骨左室長軸断面,種々のレベルの左室短軸断面,傍胸骨および心尖部四腔断面,心尖部左室長軸断面,右室流入路長軸断面,右室流出路長軸断面などがある.これらの断面を,目的に応じて適切に選択し,正確に描出することが,正しい診断,評価にとって重要である.しかし,各種ドプラ法を併用する場合は,超音波ビームが血流に平行に入っていなければ,正確な評価ができない.したがって,そのような場合は,既成の断面にとらわれず種々の断面におけるアプローチが必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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