文献詳細
文献概要
マスターしよう検査技術
ビクトリアブルー染色
著者: 諏訪幸次1 松田繁子1 町並陸生1
所属機関: 1東京大学医学部病理学教室
ページ範囲:P.1301 - P.1305
文献購入ページに移動ホルマリン固定,パラフィン切片でHBs抗原を証明する方法には,オルセイン(Or)染色3)やアルデヒドフクシン染色がある.さらに,これらの欠点を補う方法としてビクトリアブルー(VB)染色4)が開発されている.また,酵素抗体法としてPAP法やABC法があり正確な結果が得られるが,ペルオキシダーゼをジアミノベンチジンを用いて発色させるとOr染色のように茶色となり,生体内のリポフスチンやセロイド色素との区別に問題が生じることがある.また,一次血清がまだまだ高価であることなどの問題もある.
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