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D-グルコース認識細胞のアノマー優位性
著者: 三輪一智1 奥田潤
所属機関: 1名城大学薬学部臨床生化学教室
ページ範囲:P.1327 - P.1328
文献購入ページに移動血糖であるD-グルコースは,各種組織のエネルギー源として使われたり,種々の生体構成成分(脂質,アミノ酸,糖質など)の生合成原料として利用されたりする.ところが,ある種の細胞は,D-グルコースをエネルギー源などとして利用するほかに,D-グルコースの濃度に応じて特有の機能を発揮する.それらをD-グルコース認識細胞と呼ぶことにするが,これまで知られている限りでは,D-グルコース認識細胞は,α-あるいはβ-アノマーのどちらかに優位に応答する1)(表).
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