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文献詳細

雑誌文献

検査と技術18巻11号

1990年10月発行

文献概要

検査データを考える

血液ガス成分の異常

著者: 藤原孝憲1

所属機関: 1神奈川県立こども医療センター麻酔科

ページ範囲:P.1399 - P.1402

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はじめに
 血液ガスは酸塩基平衡諸値や電解質などとともに,患者の病態を把握するのに大切な検査である.特に呼吸管理,体液管理を必要としている患者については,これらの経時的な値の変化に注目しなければならない.
 血液ガス測定は採血のやりかた,その検体の取り扱いかたなどによって結果が違ってくるので,測定結果の評価は,患者の病態,採血の条件,測定装置の状態などいくつかの要因を吟味しながら行う必要がある.疑問があれば再度検査することも考える必要がある.なぜならば,その結果によって患者は薬剤の投与,人工呼吸器の条件の変更など,いろいろな処置を受けることになるからである.重症な症例では,特に問題となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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