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〈用語〉C型肝炎
著者: 内田俊和1
所属機関: 1日本大学医学部第一病理
ページ範囲:P.1410 - P.1411
文献購入ページに移動[1]ウイルス肝炎の種類(表)
ウイルス肝炎には従来,A型とB型があり,それ以外のものは「非A非B型」として一括されてきた.非A非B型の存在は,明らかにウイルス肝炎の臨床経過を示しながらA型やB型の血清マーカーが陰性な患者が認められることから,自明であったが,そのウイルスは長い間未知であった.
ところが1980年代になり,3種類の肝炎ウイルスが発見され,D型,C型,E型と命名された.D型はデルタ型とも呼ばれ,B型肝炎ウイルスの存在下で初めて感染と増殖が可能な,寄生的なウイルスである.したがって,B型といっしょに感染するか,あるいは既にB型に感染している者にのみ重感染し,D型が単独に感染することはない.日本には少ない.
ウイルス肝炎には従来,A型とB型があり,それ以外のものは「非A非B型」として一括されてきた.非A非B型の存在は,明らかにウイルス肝炎の臨床経過を示しながらA型やB型の血清マーカーが陰性な患者が認められることから,自明であったが,そのウイルスは長い間未知であった.
ところが1980年代になり,3種類の肝炎ウイルスが発見され,D型,C型,E型と命名された.D型はデルタ型とも呼ばれ,B型肝炎ウイルスの存在下で初めて感染と増殖が可能な,寄生的なウイルスである.したがって,B型といっしょに感染するか,あるいは既にB型に感染している者にのみ重感染し,D型が単独に感染することはない.日本には少ない.
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