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補体制御因子
著者: 瀬谷司1
所属機関: 1大阪府立成人病センター研究所
ページ範囲:P.1417 - P.1418
文献購入ページに移動 補体制御因子とは,血漿中または細胞上にあって補体の活性化を抑える物質の総称である.補体(系)は正常血漿蛋白質で約20種の異なった成分が所定の順序で活性化され,種々の生理活性を発現する(図).これらの活性は基本的に細胞障害性に働き,補体の沈着した細胞は破壊される1).
補体には二つの主な細胞攻撃因子(エフェクター)があり,C3, C9と呼ばれている.C3, C9はともに活性化すると細胞結合能を獲得し,細胞破壊の引き金となる.したがって,補体制御因子も多くはC3, C9の活性化を抑えるようにデザインされている(図).
補体には二つの主な細胞攻撃因子(エフェクター)があり,C3, C9と呼ばれている.C3, C9はともに活性化すると細胞結合能を獲得し,細胞破壊の引き金となる.したがって,補体制御因子も多くはC3, C9の活性化を抑えるようにデザインされている(図).
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