文献詳細
文献概要
病気のはなし
バセドウ病
著者: 内村英正1
所属機関: 1東京大学医学部臨床検査医学教室
ページ範囲:P.1444 - P.1449
文献購入ページに移動サマリー
バセドウ病は素因が遺伝する自己免疫性の疾患で女性に多く,頻度は0.1〜0.2%である.甲状腺腫,特有の眼症状(眼球突出,眼瞼浮腫,眼球運動障害など)に加えて,頻脈,体重減少などの甲状腺機能亢進症による症状を呈する.血中に甲状腺を刺激するTSHレセプター抗体を認め,これは治療により消失する.抗甲状腺剤の治療により30〜50%で寛解をきたすが,病因は不明である.
バセドウ病は素因が遺伝する自己免疫性の疾患で女性に多く,頻度は0.1〜0.2%である.甲状腺腫,特有の眼症状(眼球突出,眼瞼浮腫,眼球運動障害など)に加えて,頻脈,体重減少などの甲状腺機能亢進症による症状を呈する.血中に甲状腺を刺激するTSHレセプター抗体を認め,これは治療により消失する.抗甲状腺剤の治療により30〜50%で寛解をきたすが,病因は不明である.
掲載誌情報