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文献詳細

雑誌文献

検査と技術18巻12号

1990年11月発行

文献概要

検査法の基礎

常在菌と病原菌[4]腟

著者: 松田静治1

所属機関: 1江東病院産婦人科

ページ範囲:P.1457 - P.1461

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サマリー
 帯下を主訴として婦人科外来を訪れる患者は極めて多く,このうち腟炎では腟トリコモナス症,腟カンジダ症,細菌性腟炎が代表で,それぞれ病態面で特徴を有している.最近,細菌性腟炎にもMobiluncusなど目新しい菌種が登場してきた.通常,婦人の腟内からはLactobacillusをはじめ各種の細菌が分離されるが,妊婦ではLactobacillusが最優勢菌種である.一方,内性器(子宮,子宮付属器)感染症は外陰,腟からの上行性感染が多く,この点からみた腟内細菌検査の意義について述べた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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