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明日の検査技師に望む
検査部創設時の意気は今どこへ
著者: 石戸谷豊12
所属機関: 1日本臨床病理学会 2東北臨床医学振興会
ページ範囲:P.1462 - P.1462
文献購入ページに移動 突然,“明日の検査技師に望む”という欄に原稿を依頼されて,1965年日本臨床病理学会総会において,シンポジウム「検査部運営の諸問題-人の問題」(臨床病理,14,106,1966)を担当した私は感無量なるものがある.危惧していたことが,今来たかというまことに切ない思いがする.
検査部創設時のことを思い起こすと,当時の他の職種は,ただ医師の命ずるままの業務であった.そこに忽然と,病態解明,測定法の改良・開発という学問的基盤に立って出現したのが,我々の職種であった.その後の日進月歩の発展はご承知の通りである.特に忘れてならない点は,臨床検査技師の地位の向上が,この学問的基盤によるという点である.他の職種が目覚めたのも,臨床検査の発展に触発されたといっても過言ではない.
検査部創設時のことを思い起こすと,当時の他の職種は,ただ医師の命ずるままの業務であった.そこに忽然と,病態解明,測定法の改良・開発という学問的基盤に立って出現したのが,我々の職種であった.その後の日進月歩の発展はご承知の通りである.特に忘れてならない点は,臨床検査技師の地位の向上が,この学問的基盤によるという点である.他の職種が目覚めたのも,臨床検査の発展に触発されたといっても過言ではない.
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