文献詳細
文献概要
トピックス
エンドセリン受容体のサブタイプ
著者: 高柳涼一1
所属機関: 1九州大学医学部第三内科
ページ範囲:P.1524 - P.1526
文献購入ページに移動 1980年,Furchgottらによる内皮由来血管弛緩因子(EDRF)の発見以後,1982年,1985年には内皮由来血管収縮因子(EDCF)の報告により,血管収縮調節における血管内皮の重要性が認識され,この領域の研究の飛躍的進歩をもたらした.1988年,柳沢ら1)はブタ大動脈内皮細胞培養上清から,強力な血管収縮ペプチドの単離,構造決定に成功し,エンドセリン(endothelin;ET)と命名した.
ETは既知の血管収縮物質の中で最も強い活性と昇圧作用を示すため,血圧調節や,クモ膜下出血後脳梗塞,心筋梗塞,急性腎不全,気管支喘息など種々の病態との関連が注目され,現時点でも精力的な臨床的・基礎的研究が進行中である.
ETは既知の血管収縮物質の中で最も強い活性と昇圧作用を示すため,血圧調節や,クモ膜下出血後脳梗塞,心筋梗塞,急性腎不全,気管支喘息など種々の病態との関連が注目され,現時点でも精力的な臨床的・基礎的研究が進行中である.
掲載誌情報