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文献詳細

雑誌文献

検査と技術18巻12号

1990年11月発行

文献概要

トピックス

エンドセリン受容体のサブタイプ

著者: 高柳涼一1

所属機関: 1九州大学医学部第三内科

ページ範囲:P.1524 - P.1526

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 1980年,Furchgottらによる内皮由来血管弛緩因子(EDRF)の発見以後,1982年,1985年には内皮由来血管収縮因子(EDCF)の報告により,血管収縮調節における血管内皮の重要性が認識され,この領域の研究の飛躍的進歩をもたらした.1988年,柳沢ら1)はブタ大動脈内皮細胞培養上清から,強力な血管収縮ペプチドの単離,構造決定に成功し,エンドセリン(endothelin;ET)と命名した.
 ETは既知の血管収縮物質の中で最も強い活性と昇圧作用を示すため,血圧調節や,クモ膜下出血後脳梗塞,心筋梗塞,急性腎不全,気管支喘息など種々の病態との関連が注目され,現時点でも精力的な臨床的・基礎的研究が進行中である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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