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健常勤務者の尿中血小板
著者: 重田英夫1
所属機関: 1千葉県がんセンター臨床検査部
ページ範囲:P.1526 - P.1527
文献購入ページに移動もともと,血小板が尿路系の血管壁を通して尿中に逸脱するためには,血管壁になんらかの障害が存在するという前提が必要のように思われる.血小板の容積(2〜20fl,時には50〜70fl)から考えると,健常人にもわずかにみられる赤血球の尿中逸脱に比し,はるかに小さい血管壁の間隙(障害部)を通り抜けて血小板あるいは血小板塊の逸脱が可能となるはずである.
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