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文献詳細

雑誌文献

検査と技術18巻13号

1990年12月発行

文献概要

検査法の基礎

自己免疫性肝炎

著者: 池田有成1 橋本直明1 戸田剛太郎1

所属機関: 1東京大学医学部第一内科

ページ範囲:P.1553 - P.1556

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サマリー
 各種自己抗体の測定は,自己免疫性肝炎の診断を確定するのに必要である.本邦では抗核抗体やLE細胞現象の陽性が重視されるが,そのほかに抗平滑筋抗体,抗肝腎マイクロゾーム抗体,可溶性の肝細胞質抗原に対する抗体,肝細胞膜抗体などが重要である.しかし,他の疾患でも,これらの自己抗体が陽性になる場合があり,必ずしも自己免疫性肝炎に特異的ではない.
 自己免疫性肝炎では低力価のHCV抗体が認められることがあるが,必ずしもHCVによる感染を表すとは限らない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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