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文献概要
検査法の基礎
赤血球解糖系酵素
著者: 藤井寿一1
所属機関: 1東京女子医科大学輸血部
ページ範囲:P.1557 - P.1563
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赤血球解糖系酵素は臨床的には,主として赤血球酵素異常による遺伝性溶血性貧血の診断のために測定される.その他,白血病や骨髄異形成症候群(MDS)などでみられる酵素活性の変動や,また赤血球のaging,染色体異常(gene-dosage)などの研究目的にも測定される.測定原理は基本的には補酵素NAD⇄NADH,NADP⇄NADPHの酸化還元反応に連結させ,NADHないしNADPHによる340nmでの吸光度の増減を分光光度計で測定する方法である.
赤血球解糖系酵素は臨床的には,主として赤血球酵素異常による遺伝性溶血性貧血の診断のために測定される.その他,白血病や骨髄異形成症候群(MDS)などでみられる酵素活性の変動や,また赤血球のaging,染色体異常(gene-dosage)などの研究目的にも測定される.測定原理は基本的には補酵素NAD⇄NADH,NADP⇄NADPHの酸化還元反応に連結させ,NADHないしNADPHによる340nmでの吸光度の増減を分光光度計で測定する方法である.
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