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文献詳細

雑誌文献

検査と技術18巻13号

1990年12月発行

文献概要

技術講座 微生物

炭酸ガス培養法

著者: 相原雅典1 酒井美智子1

所属機関: 1天理よろづ相談所病院臨床病理部

ページ範囲:P.1575 - P.1578

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サマリー
 臨床検査室における起因菌の検索範囲は,最近の検査法の進歩・改良により著しく広がり,これまで検出困難であった特殊な培養環境を必要とする多くの細菌までも検索対象とされるに至った.このような傾向は今後ますます進み,これまで起因菌不明として葬り去られた「感染症の暗黒の部分」に光がともされていくことになろう.
 新しい病原菌と接するには,栄養環境の見直しとガス環境の調整が不可欠である.この二つの因子はそれぞれ別個に調整されることが多いように思われるが,菌の代謝を考えるうえで切り離せない条件である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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