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技術講座 病理
組織内真菌染色法
著者: 引野利明1 福田利夫1
所属機関: 1群馬大学医学部第二病理学教室
ページ範囲:P.1579 - P.1584
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病理組織標本は通常10%のホルマリン液で固定される.したがって,組織内に発生したと思われる真菌を証明するためには,型のごとくパラフィン切片を作製して染色を行い形態学的な検索を行わなければならない.そのための染色法としては従来からPAS(periodic acid Schiff)染色やグロコット(methenamine silvernitrate stain (Gomori)-Grocott's variation)染色がその幅広い染色スペクトルを武器に広く用いられてきた.最近ではこれらの変法の報告もみられ,また酵素抗体法を用いた新しい手法も試みられている.
病理組織標本は通常10%のホルマリン液で固定される.したがって,組織内に発生したと思われる真菌を証明するためには,型のごとくパラフィン切片を作製して染色を行い形態学的な検索を行わなければならない.そのための染色法としては従来からPAS(periodic acid Schiff)染色やグロコット(methenamine silvernitrate stain (Gomori)-Grocott's variation)染色がその幅広い染色スペクトルを武器に広く用いられてきた.最近ではこれらの変法の報告もみられ,また酵素抗体法を用いた新しい手法も試みられている.
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