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文献詳細

雑誌文献

検査と技術18巻13号

1990年12月発行

文献概要

検査データを考える

蛋白尿

著者: 深沢佐和子1 東徹1

所属機関: 1北海道大学医学部第2内科

ページ範囲:P.1615 - P.1618

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はじめに
 1694年Frederucus Dekkesが尿を煮沸し,酸を加えて混濁をみるいわゆる今日の煮沸法により尿蛋白を証明してから約300年近くになる.学校検尿など集団検診が広く行われるようになり,病的でない蛋白尿(生理的蛋白尿,起立性蛋白尿など)の存在が明らかになるとともに,電気泳動法やEIA,RIAなどの応用により微量尿蛋白による腎疾患の早期発見,正常尿蛋白と病的尿蛋白の鑑別など尿蛋白の重要性は日増しに増大している.病的尿蛋白の原因疾患は多く,最終的な診断に至るには,現病歴,現症から種々の検査を総合しなければならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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