検査と技術18巻2号

1990年02月発行

技術講座 生化学

秤量の技術

著者： 久保野勝男¹

所属機関： ¹(株)エスアールエル特殊検査部

ページ範囲：P.126 - P.130

サマリー
　検査室において生体試料の分析に用いられている試料の質量の測定や容量の測定，試薬の調製といったことには，必ず天秤やピペット，フラスコなどの機器・器具を用いなければならない．これらにはその用途に応じて必要な精度や正確さが決められているが，正しい使用方法と保守管理方法あるいは検定方法などを十分に知ったうえで用いることが重要である．
　ここでは日常最もよく使用されている天秤の基本的な操作方法と保守管理方法，また測容器具の検定方法などを中心に解説した．