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文献詳細

雑誌文献

検査と技術18巻2号

1990年02月発行

文献概要

技術講座 血清

抗平滑筋抗体と抗ミトコンドリア抗体の測定法

著者: 前野芳正1

所属機関: 1藤田学園保健衛生大学医学部寄生虫学教室

ページ範囲:P.137 - P.141

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サマリー
 各種自己免疫性疾患に出現する自己抗体のうち,肝疾患の主要な自己抗体に抗平滑筋抗体と抗ミトコンドリア抗体がある.抗平滑筋抗体は慢性活動性肝炎,ルポイド肝炎に,他方,抗ミトコンドリア抗体は原発性胆汁性肝硬変症に高率に出現し,その診断に有用とされている.両抗体の測定には,両抗体が種および臓器特異性のない点を利用し,ラット(あるいはマウス)の胃壁と腎組織を基質とした間接蛍光抗体法が最もよく利用されている.そのほか,二重免疫拡散法,ELISA,Western blottingなどによる測定法がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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