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技術講座 病理
Northern blotting
著者: 長谷聖美1 青木洋祐1
所属機関: 1国立公衆衛生院栄養生化学部
ページ範囲:P.142 - P.146
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DNAが転写されてmRNAが作られ,これが翻訳されて蛋白質ができる.このmRNAを分析するための手技としてNorthern blottingがあり,本法によりmRNAの質的・量的変化が検出される.本法では,細胞からmRNAを採取して電気泳動を行った後,メンブレンへ移し,プローブを用いて目的のmRNAを検出するが,一般に,mRNAは他のRNAに比べて細胞内含量も少なく,また,これを破壊するRNaseは細胞内外に多量に存在するため,いかにして完全なmRNAを得るかが本法のポイントとなる.
DNAが転写されてmRNAが作られ,これが翻訳されて蛋白質ができる.このmRNAを分析するための手技としてNorthern blottingがあり,本法によりmRNAの質的・量的変化が検出される.本法では,細胞からmRNAを採取して電気泳動を行った後,メンブレンへ移し,プローブを用いて目的のmRNAを検出するが,一般に,mRNAは他のRNAに比べて細胞内含量も少なく,また,これを破壊するRNaseは細胞内外に多量に存在するため,いかにして完全なmRNAを得るかが本法のポイントとなる.
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