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文献詳細

雑誌文献

検査と技術18巻2号

1990年02月発行

文献概要

技術講座 生理

大動脈内バルーンパンピング

著者: 樫田光夫1

所属機関: 1国立病院医療センター循環器科・CCU

ページ範囲:P.147 - P.151

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サマリー
 大動脈内バルーンパンピング(IABP)とは,急性心筋梗塞などに伴うポンプ失調の際に,心機能の改善を図る間に一時的にポンプの補助を行う補助循環のうち,現在広く臨床的に用いられる唯一の方法である.大腿動脈の穿刺で挿入できる経皮的バルーンカテーテルの普及により,心臓カテーテル検査と同様の操作で駆動が可能になり適応が拡大し,駆動装置の改良により操作性が向上した.第一の適応である心原性ショックに対する使用では,IABPから離脱できない例も多く,IABPで補助をしている間に基礎病変の修復に努めるべきである.本稿ではIABPの操作の実際と施行中の注意点を中心に解説をした.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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