文献詳細
文献概要
検査ファイル
〈機器〉Tissue sectioner
著者: 黒田雅彦1 町並陸生1
所属機関: 1東京大学医学部病理学教室
ページ範囲:P.170 - P.171
文献購入ページに移動はじめに
酵素組織化学における切片作製の最も重要な点は,浸漬反応の際に厚さが40μm以下の切片を用いなければならないことである.一般的に,光顕観察においてはクリオスタットを作っての凍結切片で十分であるが,電顕レベルでの観察では,組織の微細構造を保持するうえで未凍結切片を作製しなければならない.現在,未凍結切片を作製するに当たってTissue sectioner,Vibratome,Microslicerなどを用いているが,本稿はその中でもTissue sectionerについて,その意義と機器を簡単に概説する.
酵素組織化学における切片作製の最も重要な点は,浸漬反応の際に厚さが40μm以下の切片を用いなければならないことである.一般的に,光顕観察においてはクリオスタットを作っての凍結切片で十分であるが,電顕レベルでの観察では,組織の微細構造を保持するうえで未凍結切片を作製しなければならない.現在,未凍結切片を作製するに当たってTissue sectioner,Vibratome,Microslicerなどを用いているが,本稿はその中でもTissue sectionerについて,その意義と機器を簡単に概説する.
掲載誌情報