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文献詳細

雑誌文献

検査と技術18巻2号

1990年02月発行

文献概要

検査ファイル

〈用語〉ボディーアース

著者: 石山陽事1

所属機関: 1虎の門病院生理学科

ページ範囲:P.172 - P.173

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はじめに
 心電図や脳波などの生体電気現象を記録する場合,混入する交流雑音(多くは商用交流雑音)の除去対策として,患者の四肢や頭部をアース(接地)をする方法が用いられる.これをボディーアースと呼ぶ.一般に「アース(接地)をする」という意味には,雑音除去対策としてのアースと,患者を電撃から守るためのアースとがある.前者を機能アース,後者を保護アースと呼ぶ.医用電気機器の安全通則(JIS T 1001)1)によると,次のように定義されている.
 機能アース:測定用電源中の接地,制御回路中の接地,シールドの接地などのような,機能上の目的でする接地(具体的には心電計や脳波計がうまく動作し,雑音の混入しない記録が得られるような目的のために行うアースをいう).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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