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文献詳細

雑誌文献

検査と技術18巻3号

1990年03月発行

文献概要

検査ファイル

〈項目〉肺拡散能力(DLco)

著者: 石井裕子1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学附属病院中央検査部

ページ範囲:P.242 - P.243

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[1]肺拡散能力とは
 吸気運動によって肺胞に達したO2は,肺毛細血管を介して赤血球中のヘモグロビン(Hb)と結合し,組織へ運搬される.CO2は逆の経路をたどり,組織から血流によって肺毛細血管に達し,呼気によって排出される(図1).液相—気相間でのガス交換は両者の分圧差によって行われ,分圧の高いほうから低いほうへと移動する.このガス交換が効率よく行われているか否かを目的としたものが,肺拡散能力(diffusing capacity oflung;DL)の測定である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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