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〈機器〉検体分離分注装置
著者: 林貞夫1
所属機関: 1大阪大学医学部附属病院中央臨床検査部
ページ範囲:P.244 - P.245
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テーマである検体分離分注装置としては,臨床化学分野における分析の前処理作業を目的として使用される検体分離分注装置を対象とし,この中には遠心分離機は含まないものとする.
病棟から検査室に到着した検体は,前処理,分析,後処理という順で処理が行われるが,各工程に費やされる労力は約20%,60%,20%の割合と考えられ,分析以外の前後処理に40%程度と非常に大きな比率がかかっている.特に前処理は精度管理面から考えても非常に重要である.いかに高度な測定項目であっても,この段階で間違うと何の意味も持たないし,それ以上に患者にとっては非常に危険なことである.しかしながら,現在の検査室でのこの部署は,検査の手技とは直接関係がないという見かたがされ,少し軽視される傾向にある.
テーマである検体分離分注装置としては,臨床化学分野における分析の前処理作業を目的として使用される検体分離分注装置を対象とし,この中には遠心分離機は含まないものとする.
病棟から検査室に到着した検体は,前処理,分析,後処理という順で処理が行われるが,各工程に費やされる労力は約20%,60%,20%の割合と考えられ,分析以外の前後処理に40%程度と非常に大きな比率がかかっている.特に前処理は精度管理面から考えても非常に重要である.いかに高度な測定項目であっても,この段階で間違うと何の意味も持たないし,それ以上に患者にとっては非常に危険なことである.しかしながら,現在の検査室でのこの部署は,検査の手技とは直接関係がないという見かたがされ,少し軽視される傾向にある.
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