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文献詳細

雑誌文献

検査と技術18巻3号

1990年03月発行

文献概要

トピックス

癌抑制遺伝子

著者: 三浦義彰1 石井晶子2

所属機関: 1千葉大学 2虎ノ門病院皮膚科

ページ範囲:P.260 - P.261

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 癌抑制遺伝子という語はtumor suppressor geneの訳である.このほかanti-oncogene,emerogeneなどとも呼ばれている(Emeroというのはギリシャ語で,“飼い慣らす”という意味をもつ接頭語である).
 癌を引き起こす遺伝子oncogeneは正常組織中にもproto-oncogeneという形で存在し,正常細胞の増殖などにも一役買っている.このproto-oncogeneが一転して悪役に変わるのは,ウイルス感染が起きたとき,あるいは対立遺伝子に変異が起きたときである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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