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文献詳細

雑誌文献

検査と技術18巻4号

1990年04月発行

文献概要

検査法の基礎

生体の物理量計測—[2]体内ガス

著者: 外間政哲1

所属機関: 1琉球大学医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.330 - P.333

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サマリー
 体内ガスで重要なのは,血液ガスと呼気ガスの組成である.血液ガスとは血液中に存在する気体のことで,酸素(O2),窒素(N2),炭酸ガス(CO2)の三者のほか,微量ではあるが,アルゴン(A),一酸化炭素(CO)などがある.その中で,生命維持のための呼吸現象の究極の姿を表しているのが,O2とCO2である.血液相のO2とCO2を規定しているのがO2摂取量(Vo2)とCO2排泄量(Vco2)であり,これらは呼気ガスの分析により得られるが,本稿では,その理論式について解説した.さらに,呼吸現象の病的状態の程度を把握するために臨床上重視されて用いられる肺胞気・動脈血酸素分圧較差(A-aDo2)についても述べた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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