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文献詳細

雑誌文献

検査と技術18巻5号

1990年05月発行

文献概要

技術講座 生化学

細胞質LAPの測定法

著者: 正路喜代美1

所属機関: 1埼玉県立がんセンター臨床検査部

ページ範囲:P.436 - P.441

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サマリー
 細胞質の異常により血液中に遊出してくるLAPには,その上清分画(cytosol)に由来するものと,顆粒分画(microsome)に由来するものとがある.これらの細胞内局在を異にしている酵素は分類学上独立した酵素であり,種々の基質に対する反応性が異なっている.臨床では,後者をLAPと称して病態判定に利用している.妊娠で血液中に出現するCAPも類縁酵素である.現状ではこれらのアミノペプチダーゼを分別測定できないため,測定値の解釈を複雑にしている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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