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技術講座 一般
ベンス・ジョーンズ蛋白の検出法
著者: 山岸安子1 広瀬美子1
所属機関: 1自治医科大学附属病院臨床病理部
ページ範囲:P.461 - P.465
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ベンス・ジョーンズ蛋白の検出は,臨床診断上重要な検査である.検査は,尿検体から蛋白の定性検査で陽性または疑陽性を示した検体について熱凝固試験,蛋白分画へと検査を進めなければならないが,ベンス・ジョーンズ蛋白の検出の最終的な確認においては,免疫化学的に抗L鎖血清のうち抗χ鎖か抗λ鎖とのみ反応しモノクローナルな異常蛋白であることがポイントとなる.
ベンス・ジョーンズ蛋白の検出は,臨床診断上重要な検査である.検査は,尿検体から蛋白の定性検査で陽性または疑陽性を示した検体について熱凝固試験,蛋白分画へと検査を進めなければならないが,ベンス・ジョーンズ蛋白の検出の最終的な確認においては,免疫化学的に抗L鎖血清のうち抗χ鎖か抗λ鎖とのみ反応しモノクローナルな異常蛋白であることがポイントとなる.
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