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検査データを考える
STの異常
著者: 三浦傅1
所属機関: 1秋田大学医学部内科学第2講座
ページ範囲:P.477 - P.481
文献購入ページに移動はじめに
心電図上のST異常は,虚血性心疾患,心室肥大,脚ブロック,WPW症候群,心膜炎,心筋炎,特発性心筋症などの心疾患や,肺梗塞などの肺疾患,胆石症や急性膵炎など腹部内臓疾患,甲状腺機能障害,アミロイドーシスなどの代謝異常,脳出血,クモ膜下出血などの脳血管障害,貧血,電解質異常(K,Caなど),自律神経失調,normal variantなど種々の病態1)でみられ,Tとともに変動することが多い.
このようにSTに影響を及ぼす病態は多岐にわたるにもかかわらず,通常表現されるSTの異常所見は多分に類似した波形を呈することが多く,判読は必ずしも容易ではない.
心電図上のST異常は,虚血性心疾患,心室肥大,脚ブロック,WPW症候群,心膜炎,心筋炎,特発性心筋症などの心疾患や,肺梗塞などの肺疾患,胆石症や急性膵炎など腹部内臓疾患,甲状腺機能障害,アミロイドーシスなどの代謝異常,脳出血,クモ膜下出血などの脳血管障害,貧血,電解質異常(K,Caなど),自律神経失調,normal variantなど種々の病態1)でみられ,Tとともに変動することが多い.
このようにSTに影響を及ぼす病態は多岐にわたるにもかかわらず,通常表現されるSTの異常所見は多分に類似した波形を呈することが多く,判読は必ずしも容易ではない.
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