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文献詳細

雑誌文献

検査と技術18巻5号

1990年05月発行

文献概要

検査ファイル

〈機器〉ベーリングクロモタイムシステム

著者: 島津千里1

所属機関: 1帝京大学医学部附属病院中央検査部

ページ範囲:P.490 - P.491

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 止血学的検査の進歩に伴いルーチン検査も多様化し,その大部分は自動機器によって実施されている.これらの機器は,従来の目視によるフィブリンの析出を電気抵抗や吸光度変化あるいは磁気センサーによって検出する凝固時間法や,酵素反応によって遊離された発色団や蛍光物質の蛍光強度を測定する合成基質法,およびラテックス凝集反応や酵素免疫反応を応用した免疫学的測定法を原理としている.
 本稿では従来のPT,APTT試薬とトロンビンに対する発色性基質Tos-Gly-Pro-Arg-ANBA(5-amino-2-nitrobenzoic acid)-isopropylamideを組み合わせた試薬を使用し,凝固線溶因子の多項目半自動測定装置,ベーリングクロモタイムシステム(以下,BCS)の測定原理や特徴などについて,筆者らの使用経験を交えて述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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