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文献詳細

雑誌文献

検査と技術18巻5号

1990年05月発行

文献概要

トピックス

ハイブリツド白血病

著者: 柴田昭

所属機関: 1新潟大学医学部第一内科

ページ範囲:P.502 - P.503

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 白血病は本来,単一クローン(monoclonalな)幹細胞の自律性増殖がその本態と考えられてきた.しかし最近,慢性骨髄性白血病(CML)の急性転化時に,同一症例で複数の血球系統の幼若細胞がまれならず認められることが明らかとなり,その後CMLほどではないにせよ,急性白血病でも同様の現象がみられることがわかり,mixed leukemiaとか,hybrid leukemiaの名で呼ばれるようになった.
 しかし,その定義や用語の使いかたは必ずしも明確でなく,現在,白血病分類上の一つの問題となっている.以下,筆者の見解を交えながら解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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