文献詳細
増刊号 血液・尿以外の体液検査法
1 髄液
文献概要
はじめに
髄液が検査材料として採取され,検査指示が出されるときは,髄膜炎(脳と脊髄を覆う髄膜の炎症)の原因を検索することを主な目的とする.感染性髄膜炎の発症頻度は低いが,抗生物質の発達した今日でも予後はあまりよくなく,後遺症を残したり死に至る例も多い.
髄膜炎の起因微生物は多様で,一般細菌,抗酸菌,真菌,ウイルス,原虫,スピロヘータなどによる感染性髄膜炎と非感染性髄膜炎とに区別される.表4にそれらの髄膜炎の分類を記した.
髄液が検査材料として採取され,検査指示が出されるときは,髄膜炎(脳と脊髄を覆う髄膜の炎症)の原因を検索することを主な目的とする.感染性髄膜炎の発症頻度は低いが,抗生物質の発達した今日でも予後はあまりよくなく,後遺症を残したり死に至る例も多い.
髄膜炎の起因微生物は多様で,一般細菌,抗酸菌,真菌,ウイルス,原虫,スピロヘータなどによる感染性髄膜炎と非感染性髄膜炎とに区別される.表4にそれらの髄膜炎の分類を記した.
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