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文献詳細

雑誌文献

検査と技術18巻6号

1990年05月発行

増刊号 血液・尿以外の体液検査法

1 髄液

D.微生物学的検査

著者: 奥住捷子1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.544 - P.548

文献概要

はじめに
 髄液が検査材料として採取され,検査指示が出されるときは,髄膜炎(脳と脊髄を覆う髄膜の炎症)の原因を検索することを主な目的とする.感染性髄膜炎の発症頻度は低いが,抗生物質の発達した今日でも予後はあまりよくなく,後遺症を残したり死に至る例も多い.
 髄膜炎の起因微生物は多様で,一般細菌,抗酸菌,真菌,ウイルス,原虫,スピロヘータなどによる感染性髄膜炎と非感染性髄膜炎とに区別される.表4にそれらの髄膜炎の分類を記した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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