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文献詳細

雑誌文献

検査と技術18巻6号

1990年05月発行

増刊号 血液・尿以外の体液検査法

3 唾液

C.生化学検査

著者: 芝紀代子1 芝燁彦2

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部附属病院検査部 2昭和大学歯学部第三補綴学教室

ページ範囲:P.566 - P.568

文献概要

はじめに
 唾液は被検者に負担をかけず随時に採取できる貴重な検査材料の一つである.唾液と同様に無侵襲で採取できる尿が広く検査材料として用いられているのに比べると,利用のされかたが少ない.その原因として考えられるのは,唾液が歯科領域の材料というイメージが強すぎるため医科領域で使われにくかったこと,そして診断の決め手として唾液を材料としなければならない決定的なものがないとの認識が強すぎたことであろう.
 しかしながら,無侵襲でしかも十分量が簡便にどこでも採取できる唾液を見逃すことはない.そこで本稿では,唾液が生化学検査の中で診断に役立っている項目について触れてみる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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