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増刊号 血液・尿以外の体液検査法 5 乳汁
B.一般検査
著者: 吉川明男1 小池通夫1
所属機関: 1和歌山県立医科大学小児科
ページ範囲:P.580 - P.585
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乳汁成分の分析,方法,意義に関する報告は多く,すべてを網羅することは不可能であるから,基礎的成分と最近の話題について概説するにとどめる(表1).
母乳は,特に脂肪組成などに対する時代の変化が知られているが,もちろん,それ以上に授乳時期,1回の哺乳中でも組成,性状が大きく変化する.分泌開始初期の変化は急激である.泌乳量,外観,成分などから分娩5日目までを初乳,6〜10日目を移行乳,その後を成熟乳と区別する.
乳汁成分の分析,方法,意義に関する報告は多く,すべてを網羅することは不可能であるから,基礎的成分と最近の話題について概説するにとどめる(表1).
母乳は,特に脂肪組成などに対する時代の変化が知られているが,もちろん,それ以上に授乳時期,1回の哺乳中でも組成,性状が大きく変化する.分泌開始初期の変化は急激である.泌乳量,外観,成分などから分娩5日目までを初乳,6〜10日目を移行乳,その後を成熟乳と区別する.
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