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文献詳細

雑誌文献

検査と技術18巻6号

1990年05月発行

文献概要

増刊号 血液・尿以外の体液検査法 7 十二指腸液

E.細胞診

著者: 川地素崇1

所属機関: 1中野共立病院検査室

ページ範囲:P.619 - P.620

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はじめに
 通常,十二指腸液は十二指腸粘膜から分泌される粘液と胆汁および膵液の総称をさしている(時に胃液の混入もみられる).十二指腸チューブを口から約65cmほど入れたときに採取される,弱アルカリ性,黄金色,透明〜不透明の液である.十二指腸液細胞診において対象となる臓器は膵,胆管,肝,胆嚢および十二指腸における各がんである.
 十二指腸液の採取には,十二指腸内腔にチューブを用いて採取する方法と,内視鏡を用いる方法とがある.チューブを用いる方法にはさらに,十二指腸液を単純に吸引する方法と,C-S試験注)の際に得られる十二指腸液がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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