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文献詳細

雑誌文献

検査と技術18巻6号

1990年05月発行

文献概要

増刊号 血液・尿以外の体液検査法 9 膵液

A.総論

著者: 中澤三郎1

所属機関: 1藤田学園保健衛生大学附属第2病院内科

ページ範囲:P.639 - P.643

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はじめに
 膵の外分泌液は経口的に摂取された脂肪,蛋白および炭水化物の消化に必要な消化酵素,リパーゼ,トリプシンおよびアミラーゼなどを多量に含む.
 脂肪はモノグリセリドと脂肪酸に,蛋白質はペプチドおよびアミノ酸に,炭水化物は単糖および2糖類に分解される.そして,腸管吸収上皮の刷子縁で加水分解酵素によりさらに分解され,吸収される.膵外分泌には少なくとも19の蛋白質があるが,大部分は消化酵素である.これらはすべて膵の腺細胞の小胞体で合成される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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