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文献詳細

雑誌文献

検査と技術18巻6号

1990年05月発行

文献概要

増刊号 血液・尿以外の体液検査法 9 膵液

C.生化学検査

著者: 新谷寛1 中條忍1

所属機関: 1滋賀医科大学第2内科

ページ範囲:P.649 - P.655

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性状および組成
 正常者の膵液は,無色の清澄な液で,アルカリ性を呈する.その主成分は,NaHCO3,NaClなどの塩類およびアミラーゼ,リパーゼ,トリプシンなどの消化酵素であり,その分泌量は1日1,000〜3,000 mlにも及ぶ1)(表5).膵臓は肝臓と並ぶ蛋白代謝の盛んな臓器であり,組織1g当たりにすると全臓器中第1位である.このため,膵液の電解質や酵素,他の組成を検査することは膵機能,ひいては全身状態を把握するうえで重要なものと考えられる1,2)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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