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文献詳細

雑誌文献

検査と技術18巻6号

1990年05月発行

文献概要

増刊号 血液・尿以外の体液検査法 11 精液

D.微生物学的検査

著者: 河村信夫1

所属機関: 1東海大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.676 - P.677

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採取・取り扱い上の注意点
 精液の培養はそのpHが弱アルカリ性であることと,ヒアルロニダーゼを含み,酸性ホスファターゼも多いなどの生化学的特殊性から,いくつか注意しなければならない点がある.
 検体の採りかたは別としても,検体を採取する容器は必ず滅菌しておかなければならない.尿道炎を通って出てくる検体であるから,必ず尿道常在菌を含んでくる.また前章にあるように精液の培養を行いたい場合は必ず炎症性疾患の疑われる場合であるから,起炎菌をとにかく探し出さねばならないという使命がある.したがって,さらにその他のコンタミネーションが検体の中に入ってほしくない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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