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文献詳細

雑誌文献

検査と技術18巻6号

1990年05月発行

文献概要

増刊号 血液・尿以外の体液検査法 13 関節液

E.細胞診

著者: 古田則行1

所属機関: 1癌研究会附属病院細胞診断部

ページ範囲:P.714 - P.717

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はじめに
 関節には平面関節,半関節,可動関節などの種類があるが(表9),通常,関節液が貯留し細胞診の対象となるのは可動関節である.その中でも膝関節が最も多く,手関節,足関節,指関節がこれに次ぐ.
 可動関節は関節嚢によって閉ざされる(図6).この腔を関節腔という.関節腔内は0.1〜0.5mlの滑液によって満たされている.滑液は,コンドロイチン硫酸,ヒアルロン酸を含む粘稠な液体で,関節の潤滑性を保つほかに,関節軟骨に栄養を与える働きをする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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