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増刊号 血液・尿以外の体液検査法 15 腹水
C.生化学検査
著者: 田内一民1
所属機関: 1社会保険三島病院健康管理科
ページ範囲:P.746 - P.748
文献購入ページに移動 腹水の生化学検査は,原因疾患鑑別のための補助診断として行われる.腹水の場合には,大量かつ長期間貯留すること,局所性因子と全身性因子が複雑に関与するため,典型的な漏出液,滲出液は少なく,両者の鑑別は困難なことが多い.このため両者の区別にこだわることなく,生化学検査などから原因疾患を総合的に診断することになる.
腹水はフィブリンの析出により凝固することがあるので,穿刺後速やかに検査を行うことが望ましい.やむをえず保存する場合には,抗凝固剤を加えるなどの処置が必要である.
腹水はフィブリンの析出により凝固することがあるので,穿刺後速やかに検査を行うことが望ましい.やむをえず保存する場合には,抗凝固剤を加えるなどの処置が必要である.
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