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文献詳細

雑誌文献

検査と技術18巻6号

1990年05月発行

文献概要

増刊号 血液・尿以外の体液検査法 18 嚢胞

C.生化学検査

著者: 久保信彦1 熊坂一成1

所属機関: 1日本大学医学部臨床病理学教室

ページ範囲:P.785 - P.786

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はじめに
 近年,超音波診断やCTなどの画像診断の発達に伴い,嚢胞は全身の各臓器において比較的容易に発見され,診断されるようになった.発見頻度の増加ほど生化学的検索の依頼件数の増加をみない理由には,多くの場合,小さな嚢胞は放置しても生命予後に大きな影響を及ぼさないこと,画像診断的に良性,悪性の鑑別がかなりのところまで可能になったことに伴って,穿刺検査自体の意義に変遷のあること,などが挙げられる.しかし,由来不明の嚢胞の内容物の生化学的性状が,その由来臓器の判定に補助的な意味をもっ場合もあり,どのような検索が行われるかなどの一般的知識は必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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